午後からはヴァンター市に移動し、ハメーンキュラ中学校を訪問しました。
この中学校は510名の生徒と約40名の教員が在籍し、通常のクラスの他に学習障がい等のある生徒のためのフレキシブルクラスであるJOPO(ヨポ)が2クラス設けられています。
校長先生の言葉で印象的だったのは、「教師の仕事は生徒を教えることではなく、学ぶことができるようにすること。そのためには安全な環境をつくり、その中で落ち着いて学習できるようにすることで、これを学校の重点課題にしている。」ということでした。その言葉どおり、参観したどのクラスでも子どもたちは静かな学習環境の中で熱心に課題に取り組んでいました。
また、JOPOは、学習障がい等のある生徒が通常のクラスから離れ、会社や商店での勤労体験や校外での自然体験活動等の実習をカリキュラム内での教科の履修とするシステム(例えば自動車修理工場での実習を物理と読み替える)で、すべての子どもたちに教育の機会均等を保障するフィンランドの教育の特長の一端を表すプログラムです。
明日は、フィンランド滞在の最後の日。教育文化省とヴァスキヴリ高校を訪問します。
(大阪府教育センター 教育課程開発部長 蛭田勲)