午後からは、ナショナルカリキュラムを策定する権限をもつ国家教育委員会を訪問し、学力向上に向けた国家戦略についてのお話をうかがいました。
フィンランドでは教育における機会均等を最重要視しています。例えば、GDPの約7%を教育費に充てることで、移民を含め誰もが最高の教育を受ける権利を国が保障することに力を入れるなど、国際的に高い学力水準を維持するために国全体で様々な取組みが行われており、大阪の学力向上に向けた取組みに大いに役立つ情報を得ることができました。
しかし、経済状況の悪化から学校間格差が生じたりクラスの人数を増加せざるを得なくなったりするなど、新しい課題に直面し始めているそうです。
明日は、リンネコティ支援学校とハメーンキュラ中学校を訪問します。
(大阪府教育センター 教育課程開発部長 蛭田勲)