ルーブリック研修を実施しました

 2月17日(火)15:00より、講師に京都大学大学院教育学研究科修士課程の徳島祐彌さんを招いて、所内指導主事を対象にルーブリック研修を実施しました。ルーブリックとは、評価の観点と尺度を表にしたもので、表中には各観点における各尺度の典型となる記述がはめ込まれています。

 

P1050967.JPG 課題づくりや問いの立て方に関する講義のあと、実際の素材を使って評価に取り組みました。課題は中学校社会科2年生の歴史的分野の内容で、「なぜ戦争が起きるのか? どうすれば戦争を防げるのか」について提言するというものです。生徒が完成させた12点のワークシートを用い、個人作業、グループワーク、発表、全体化と進めながら、尺度の典型となるワークシートを定め、典型的な記述をまとめていきました。

 

P1050968.JPGP1050976.JPG 提出されたワークシートを複数の教員で話し合いながら評価を定めたり、各尺度の典型となる記述を書き出すことで、評価の妥当性・信頼性をより高めることができると感じました。また、典型となる記述を生徒にあらかじめ示すことや、めざす生徒像に結びつくような課題を設定すること、さらに生徒が取り組みやすく評価しやすいような課題の示し方をすることも重要であると感じました。

                    (カリキュラム研究室)

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