２月27日（金）、小中学校理科指導者養成研修受講者による研修実施研修を行いました。
当教育センターが取り組んでいる理科指導者養成長期研修は、現職の教員を対象としたCST（コア・サイエンス・ティーチャー）養成研修を兼ねていますが、学生を対象としたCST（G1）を養成する研修は大阪教育大学が行っています。
今回、CSTをめざす学生に協力していただき、現役の教員である長期研修受講者が講師となって、一人30分程度の模擬研修を行いました。CSTになると様々な機会に研修の講師を務めることになりますので、研修講師としての練習の機会も必要です。一方で、CSTをめざす学生の皆さんは、実際に教壇に立ったことがないことから、観察・実験を中心とした授業の経験がありません。授業の作り方において必要なことを現役の教員から学ぶことはとても有意義なことです。
現役の教員である長期研修受講者のみなさんは、半年にわたる研修で学んだことをもとに、「昆虫のからだのしくみ」「振り子をいかに教えるか」「顕微鏡の使い方」「マイクロスケール実験」「イタセンパラの一生」をテーマに選んで、実際に授業で指導する方法やその留意点や各自が考えた工夫について話をしましたが、模擬研修を行うことによって、センターの研修で学んだことを授業づくりに活かしていくことの大変さや講師となって他に伝えることの難しさを感じる機会となったようです。
(理科教育研修室)