9日は教育センター附属高校の体育館で活動しました。これまで教室での卓球やテニスコートでの活動はありましたが、体育館での活動は初めてでした。種目は、全員が無理なく取り組める種目としてバドミントンを選びました。普段は学習や心理ワークなど教室内での活動が多い生徒たちにとって、広い体育館でのびのびと活動するのは、とても楽しい経験でした。勝敗に一喜一憂するともに、素敵な笑顔がたくさん見られました。
14日は教育センターの音楽室で活動しました。最初は、それぞれがドラムスやビブラフォンをたたいたり、三味線や三線に触ったりしていましたが、後半は全員でトーンチャイムに取り組みました。一人ひとりがそれぞれ1~2本のトーンチャイムを持って練習した結果、何とか2曲をマスターすることができました。そこで、教育相談室の職員も急遽参加してミニコンサートを開きました。生徒たちは緊張しながらもなんとか演奏を終え、ほっとした表情を見せていました。
21日は夏祭りで、たこ焼き作りやアイスクリ-ム作り、卓球を楽しみました。たこ焼きは、タコの他にもウィンナーソーセージやツナを入れるなど工夫しました。アイスクリームは、インターネットで作り方を調べて、卵、生クリーム、砂糖などを材料に手作りしました。とても濃厚なアイスが完成しました。食後は、ラケットの替わりにスリッパや団扇などを使う変則卓球で盛り上がりました。企画や準備、当日の買い出し、調理、片づけなど、すべて生徒たちが協力して取り組みました。
こうした活動に取り組む中で、それぞれの生徒が自分の得意な分野でリーダーシップを発揮する場面も見られました。一人ひとりの生徒が充実感や達成感を得ることによって、教室に復帰できるようエネルギーを蓄えていってもらいたいと願っています。
(教育相談室 適応指導教室)