「いじめの未然防止」

~人権教育リーフレットシリーズ その8~
いじめの対応② いじめを未然防止するために
 

 

 

 

ijime2.png国立教育政策研究所の調査によれば、友人関係や勉強、過度の競争意識がストレッサー(ストレスの原因)となって、いじめに結びつきやすいということがわかっています。いじめは集団の中で起こっており、集団のありようが問われているのです。「観衆」や「傍観者」の立場にいる子どもたちに働きかけ、いじめにNOと言える「仲裁者(何とかしようとする子ども)」を増やし、いじめを許さない集団づくりを進めていかなければなりません。
『いじめ対応プログラムⅡ(大阪府教育委員会)』では、子どもたちのコミュニケーション力や自尊感情の育成に向けた「いじめを乗り越える6つの力」をあげています。他者との関わりを通して自己肯定感・自己有用感を育むとともに、子ども一人一人が違いを認め合い、お互いを尊重し合う取組を進めることにより、クラスはいじめを未然防止できる集団となっていきます。
「学校いじめ防止基本方針」に基づいたこうした取組を進めることにより、学校がすべての子どもにとって安心できる場となり、いじめや差別を許さない集団・社会がつくられていくのです。


(リーフレット本文より)


いじめを乗り越える6つの力を育む取組
1 心の居場所をつくる力
2 感情を適切に表現する力
3 ストレスとうまくつきあう力
4 違いを認めてともに生きる力
5 仲間とつながる力
6 仲間と支え合う力

 人権教育研究室では、平成25・26年度の2年間にわたり、「子どもの命と安全を守る人権教育」をテーマに調査・研究をおこなっています。
 その研究成果を教職員向けの資料として「人権教育リーフレット・シリーズ」を作成し、順次、紹介しています。
 今回はNo8、「いじめの対応②いじめを未然防止するために」を扱ったものです。
※リーフレットは、大阪府教育センターホームページよりダウンロードできます。


ダウンロードはこちらから
(人権教育研究室)

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