府立学校人権教育研修B(aコース)を実施
10月9日(金)、府立学校人権教育研修B(人権諸課題 aコース)を実施しました。府立学校の人権教育担当者約70名の参加がありました。
前半は「『貧困の連鎖』を断ち切るキャリア教育の実践」と題した実践報告、後半は「奨学金を巡る現状と子どもの貧困の課題」と題して、大阪弁護士会の山田治彦弁護士の講演を行いました。多重債務事案に対応する弁護士の立場から、これまで関わってきた学生や家庭の実態を通して、奨学金活用の現状、返済時の課題について具体例を紹介しながらお話しいただきました。
受講者からは「奨学金が債務であるということに考えが及んでいないことが多々あることが分かりました。今回のお話は、大変勉強になりました。自分でももっと勉強する必要があると思います。」といった感想が寄せられ、大変有意義な研修となりました。
奨学金事業予算の推移(文部科学省公表データ 講義スライドより)
(人権教育研究室)