平成27年10月30日(金)に大阪府教育センターにおいて第3回「中学校『外国語(英語)ベーシックセミナー』」が開催されました。
当センターのベーシックセミナーは、年間3回のシリーズで実施される研修です。5月に開催された第1回では、英語教育に係る基本的な理論と学習指導要領のめざす授業の実践例について学びました。また、第2回では、(財)語学教育研究所のパーマー賞を受賞されるなど優れた授業実践者として全国的に著名な賢明女子学院中・高等学校の稲岡 章代 教諭をお招きして授業実践に係る研修をしました。
今回の第3回は、「模擬授業」をテーマに受講者がマイクロ・ティーチングを実施するというものでした。学年単位の3つのグループに分かれた受講者は、これまでの研修で学んだ到達目標から逆算的にカリキュラムを作成するバックワードデザインの授業づくりをもとに、4技能を統合させた授業展開などこれまでの学びを盛り込んだ単元の指導計画・本時の指導案を作成しました。検討中にも「この部分はグループ活動の方がいいよ」「この活動は到達目標に準拠していない」などと活発な議論が繰り広げられました。緊張しながらも実施されたマイクロ・ティーチングでは、模擬授業とは思えない生き生きした「授業」が展開されました。
研修終了後、各受講者は、この研修での一連の学びを各学校に持ち帰り、実践を広げていくことを約束し各校に帰っていきました。
(小中学校教育推進室)