当センターでは、校内研究支援の一環として、ワーキング参加校の指導案検討や研究授業・研究討議会に参加させていただいております。
今回は、10月27日(火)に和泉市立和泉中学校にて開催された校内研究授業に参加しました。
今年度の研究テーマは、「学びの中で支え合う集団をめざして‐子どもの「分かった」が分かる授業‐」で、当日は、そのテーマに沿った授業(理科・数学)が展開されていました。今回の和泉中学校の取組には、2つの大きな特徴があります。一つ目は、事前の指導案検討です。一般的に研究授業では、授業者が指導案を作成しますが、今回のケースは、授業者の所属する学年の教師集団で議論しながら作成されていました。そのことにより、プレゼンテーションのスキルなど他教科の優れたエッセンスが無理なく授業に取り入れられていました。二つ目は、各学年でひとつずつの研究授業でしたが、どの学年の授業でも生徒が小グループに分かれ、お互いに助け合いながら主体的に学ぶ場面が組み込まれていることです。
この研究テーマに沿って学年で練り上げた研究授業ですので、授業後の討議会でも終始活発に意見が出され、非常に充実した討議の時間となりました。このような「学校文化」としての授業研究を、今後も育んでいく中学校でありつづけてほしいと感じました。
(小中学校教育推進室)