平成27年度「大阪教志セミナー」第6回開催

  11月29日(日)、大阪教志セミナー第6回を行いました。
  午前は、「授業力をつけよう5」として、4つの研修室に分かれ、「一人一人を大切にする授業~安全・安心な学校づくり~」をテーマに、講義・演習を行いました。
  講義では、アイスブレークを行った後、「集団づくり」の意義を考え、授業で子どもをつなぐ「授業を通した集団づくり」について学びました。研究協議では、まず、自分が体験した「楽しかった授業」を発表し合い、その後、「授業に積極的に参加し、勉強することが楽しくなるような、一人一人が大切にされる授業とは」という問いに、子どもたちが安心して学べる授業をつくるために必要なことについて意見を交換し、交流しました。
  受講生アンケートには、「人権が守られているからこそ、安心して生きることができる。そして学べるのだと思いました。」「子どもの背景から理解し、その上で授業を作り上げることの大切さを学びました。」という気付きがありました。

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  午後は、大ホールで、「すべての子どもを理解し、支援するために1」として、「子ども理解」をテーマに、常磐会学園大学佐谷力教授の講義・演習を行いました。
  「教員として、どのような子どもを育てたいのか」ということの基本となる、「一人一人の子どもを大切にする」ために大切な、子どもとの「かかわりの根底にあるべきもの」について学びました。また、「共感性を育てるもの」、「教室の空気をつくる」ということについても考えました。実践に基づいた具体例や、受講生への問いかけ、受講生同士のペアワーク等を通じて、子どもに安心感や自己肯定感を与えることが授業の基本であることを学びました。「子どもに寄り添うというのは簡単なことだが、実践は難しい。抽象的なものではなく具体的な実践を考えていきたい。」という受講生の感想がありました。
  佐谷教授より「研修の終わりが実践の始まり」という言葉がありました。今回の学びを将来教員として実践していってほしいと思います。
  今回の講座では、一日を通して、教育の場で不可欠な「子ども理解」ということについて、学び、考えました。「大阪教志セミナー」は、今後も教員に求められる様々な観点から学びを深めていきます。
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                                      (学校経営研究室)

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