2月14日(日)、「大阪教志セミナー」第10回を行いました。連続講座「授業力をつけよう9」として、「模擬授業」と「小論文作成」を行いました。
大阪教志セミナーでは、昨年8月23日(日)の開講式以来、教員に求められる資質や能力を身に付けるための講座に取り組んでいます。受講生たちは、「現場の先生に学ぶ」等の講座や府内の各学校での実地実習等を通して、子ども主体の授業づくりについての学びを深め、体験を重ねてきました。また第5回講座からは、学習指導要領に基づいた授業づくりについて、「学習指導案の作成」、「模擬授業のための細案作成」、「模擬授業の演習・協議」と、段階を踏んで演習を重ねてきました。
今回、受講生たちは、これまでの様々な学びを基に、各自が想定する児童生徒のイメージと、その児童生徒に何を伝え、どのような力を付けようとして授業を行うのかという「内容のプレゼンテーション」を行い、続いてそれに基づいた「模擬授業」を行いました。大勢の受講生を前に緊張しつつも、それぞれ、前回の講座での各自の気付きや改善への指摘を取り入れて、創意工夫を凝らし、模擬授業に取り組んでいました。
全員の「模擬授業」終了後、「小論文作成」を実施しました。45分という限られた時間の中、指定された課題について、自分の考えを論理的、客観的に文章で表現していました。受講生たちは緊張が続く中、課題に取り組んでいました。
受講生アンケートには、「模擬授業本番でした。これまでの学び、教えていただいたことの自分なりの振り返りの場としてこの日まで取り組んできました。とても緊張しましたが、この先、また学びを深めるための第一歩になりました。」「模擬授業を見て、セミナー生一人一人に持ち味があり、改めて、自分の持ち味は何なのかということに向き合っていかなければならないと学びました。」「小論文作成では、一つでも多く書いて練習することが大事だと感じました。」「自分の校種は、教員採用選考テストでは小論文はありませんが、書く力のために必要だと思いました。」という感想や気付きがありました。
平成27年度「大阪教志セミナー」も残り2回の講座となりました。「子どもを大切にし、子どもの力を信じ、子どもの力を引き出せる」教員になるために、これまでの講座を通して学んだことを確実に身に付けるとともに、更なるスキルアップをめざしていきます。
(学校経営研究室)