府立学校「クラス開き」研修を実施
2月1日に府立学校「クラス開き」研修が行われ、150名以上の府立学校教職員が参加しました。
この研修は昨年度より始まり、人権教育研究室・教育相談室・支援教育推進室の3室が主体となって実施しています。
高等学校・支援学校に入学する際、子どもたちは、これまでの相談相手や仲間と離れる場合があります。そんな中、安心して自分の事を相談できる「仲間」を作る第一歩としての「クラス開き」について、前半は3校によるリレートークが行われました。
仲間によるコミュニケーションを重視し、お互いがお互いを尊重し合う集団をつくる「ピア・メディエーション」の取組を行っている高校、今年度初めて「クラス開き」を実施した高校、一人一人の生徒を大切にする観点から、長年クラス開き、学校開きを続けている高校の3校が実践を発表、お互いニュアンスの違いはあるものの、3校とも教職員が生徒に自己開示することの重要性、そして子どもたちが「自分自身を開く」ことから、安心で安全なクラスが作られることが語られました。
後半は研修室に分かれて、アイスブレイキングや人間関係づくりのワークを中心に、「クラス開き」体験を行いました。
参加者は、「生徒が心を開いていけるようなクラス開きをしていきたいと思いました」「生徒どうしや生徒のつながりばかりを意識していたが、まず教職員自身が心を開くことが大事なんだなと感じました」といった感想が寄せられ、充実した研修となりました。
(人権教育研究室)