2月24日(水)に幼稚園新規採用教員研修第9回を実施しました。今年度幼稚園新規採用教員研修の最終回です。
前半は、公立幼稚園と私立幼稚園合同で「幼稚園における危機管理-防災の観点から-」をテーマにした大阪府危機管理室の講義でした。「地震対策なし」の映像と「地震対策あり」の映像を比べて見ると被害が歴然と違い、「自分の園の保育室の棚が古いので心配」という声が聞かれました。
また、南海トラフ巨大地震が発生すると約60分~120分で津波の第1波が大阪府域に到達すること、津波は30㎝の高さで人が流される可能性があることなど、今後の避難訓練等に生かせる内容でした。
後半は、公立幼稚園教員のみで班別協議を行いました。「新規採用教員研修を終えるに当たって」というテーマで、1年間の実践の課題から成果や課題解決に向けて話し合いました。
まとめの発表では、
・ねらいを明確にして教師主体ではなく、子ども中心のあそびを取り入れること
・見通しが持てるように適切な援助
・園児の一人一人の記録をとることの大切さ
などがあげられ、来年度に向けての目標が明らかになりました。
所長講話では、日々、自らの教育実践を振り返ることやチームで仕事をすることを大切にし、幼児教育がすべての教育の基礎になることを踏まえ、最後には「素敵な教員になってください。」とメッセージが贈られました。
(企画室)