1. 今年度の調査・研究について
大阪府教育センターでは、教育の多様な課題について調査・研究をしています。支援教育推進室では、今年度、「個に応じた指導・支援のためのガイド資料の作成」をテーマとしました。
教職員が、障がいの特性を理解し、個に応じた指導・支援を実施する上でのガイドとなる冊子「みつめよう一人一人を」を作成し、初任者等に配付することによって、インクルーシブ教育システム構築に向け、子ども一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導・支援が府内に広がることを図っています。
同様の冊子は以前からありましたが、昨今の法令等の改正や支援教育に係るさまざまな新しい流れに対応するため、今回は全面的な改訂を行いました。
この冊子はセンターWebページにて公開する予定です。
2 平成28年度の研修について
来年度も大阪府教育センターでは、さまざまな研修の実施を計画しています。
支援教育推進室では、障がい種別により6コースの分科会を設けて実施する「支援教育実践研修」をはじめ、学校園で支援教育を推進する支援教育コーディネーターの専門性の向上を図る「支援教育コーディネーター研修」、初めて支援学級を担当する教員のための、「新任支援学級担当教員研修」等を実施します。詳しくはセンターWebページや、研修案内等をご覧ください。
3 学校における合理的配慮について
平成28年4月に、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行されます。
支援教育推進室では、今年度「大阪府教育センター研究フォーラム」のテーマを「学校における合理的配慮について考える」とするなど、この法律に関する内容について研修を進めてきました。
平成28年度も学校における「合理的配慮」の推進に資するため、各研修等において「合理的配慮」についての内容を扱っていく予定です。
この一年間、さまざまな場面で多くの方々にご支援、ご協力をいただきました。本当にありがとうございました。また来年度におきましても、ご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
(支援教育推進室)