校長 片山 造
「あなたは蟻になれますか?」これは、ある小説に出てくるある会社の面接における質問です。蟻とキリギリスの話にもあるように、蟻は黙々と働きます。だから、この質問を言い換えると「あなたは地道に会社のため、他者のために働くことができますか」となります。
さらに「あなたはトンボになることができますか」と質問は続いていきます。トンボとは複眼で物事をみることが出来るかということ。与えられた仕事をただこなしているだけではダメ。懸命に勉強して、広い視野で多面的に物事をみて判断していかなければならない。
最後に、「しかもなお、人間でありうるか」という質問がされます。会社に勤めていても、人間として豊かでなくてはいけない。人間として魅力的でなくてはならない、人間として周りから愛されなくてはいけない。この3つの質問(要望)に応えることが面接クリアの条件。
そう考えると、私たちは、まだまだやるべきことがたくさんありますね。自分は「蟻であり、トンボであり、人間である」そんなことを考えながら、今日も一日、過ごしましょう。