校長 片山 造
最近、よく耳にする言葉それは(最悪!)老若男女関わらず、街中でもよく聞こえてくる。自分自身、クラスの担任をしていた時、生徒に「その言葉を使ってしまうと、後がなくなるよ。」と言動をたしなめたり、「言葉がさらに悪い結果を呼び込むかもしれないよ。」と言ったりしていたことを思い出した。これは、国語教師として美しい日本語の伝承者であるという使命?でもあり自分自身の経験から生まれたものでもある。
もののできばえを表す古語に「よし・よろし・わろし・あし」とある。(よし)は素晴らしい!100点満点。(よろし)は、まあよしとしておこう!及第点!(わろし)はあまりよくない。(あし)は悪しと書いて、最悪だ!という意味。平安時代の随筆にもこの記述はみられる。私たちの先輩方も、そんな言葉を使っていたのだろうかと思うと何だか不思議な気持ちになる。(あし)転じて(よし)としていきたいものです。