教師は職人である

校長 片山 造

ある若い先生と話をする機会があった。「先生は長い人生経験から学んだことはありますか?」少し意地悪でなんだか試されていると感じたので、こう答えた。

「そうだなあ、その人が善意で言ってくれているのか、悪意で言っているか。それから本気かそうでないかぐらいはわかるようになったよ。」ピタリと言葉が途切れた。

ちょいと(意地悪)だったかなと反省した。若い先生方にとって何の参考にもならないおぼつかないそんな経験であったとしても、伝えていこうと思う。なぜなら、教師は(職人であり想いや技が伝承されていく)そんなステキな仕事だと確信しているから...