校長 片山 造
教員になって(土日はどんな過ごし方をしてきたか?)を振り返ってみた。そう言えば、部活指導(野球と硬式テニス等)をしていたので土曜は終日練習、日曜は練習試合だったように思う。ある時、先輩教員の前で「忙しくて寝る時間もないです」と軽口をたたいてしまった。すると先輩が聞いてきた。「そうか、大変だね。ところで昨夜は何時に寝た?」何気なく「3時ですかね」と答えた。すかさず先輩から「寝てるじゃないか」と言われた。なんとも恥ずかしい話である。
現代文の授業で、森鴎外「舞姫」の板書をしていた時、突然、大きな声で生徒に「先生!」と呼ばれた。正確に言うと、生徒に呼ばれて目が覚めた。どうやら、授業(板書)しながら寝ていたらしい。黒板に目をやると同じ内容の5行が3回目に突入するところであった。チョークを握る⇒黒板に書く⇒説明をする... 習性とは本当に恐ろしい。その時の生徒から、未だにLINEで「先生、授業中に寝ていないですか」と気遣われて?いる。これもまたお恥ずかしい話である。