実は最初は...という話

校長 片山 造

自分の気持ちをうまく伝えるのは、なかなか難しいこと。(嫌なことは嫌)(好きなものは好き)それらを素直に表現することができたらどんなに素敵なことか。

お気に入りの話をひとつ。昨年、電車に乗っていた時のこと。車窓から河川敷で愉しげにワイワイと旗を振っている集団を見かけた。何をしているのかは分からなかったが、(いいなぁ)と感じた。その後、テレビか何かで知ったことだが、コロナ禍において、(世の中の人々を励まし勇気づけるそんな行動がしたい)と最初は一人の男性が河川敷で電車に向かい旗を振り始めた。そのうち、その思いに賛同する見知らぬ人達が集い旗振りの輪が広がっていった。

何事にも先駆者がいて、それを行動に移し発信することで、振り返ってみるとそこに(何かひとつのカタチ)がうみだされているということ。いかがでしょうか?