「日本語」は難しい言語?

 国際連合教育科学文化機関「UNESCO(ユネスコ)※」が発表した世界の難しい言語ランキングで、日本語は5位。因みに、1位「中国語」2位「ギリシャ語」3位「アラビア語」となっています。

 外国の方からみると、日本語は習得するのに難易度が高い言語のひとつと言われている。その理由として、(1)3種類の文字「ひらがな」「カタカナ」「漢字」がある。(2)文章や単語によって漢字が別の読み方になる。(例)「3月1日(か)は日(にち)曜日(び)で祝日(じつ)、晴れの日(ひ)でした」(3)ひとつの文字に複数の読み方が存在する同形異音語がある。例えば「生」という漢字一字には実に15ほどの別の読み方が存在する。(4)漢字には音読みと訓読みがある。(5)日本語には、物の様子を音で表現するオノマトペも多数ある。

 さらには、外国の方に日本語がどのように聞こえているのかという調査について面白い結果がでている。それは、(早口に感じる)ということ。その理由は、日本語という言語は母音を主に構成されているためと言われている。そのため、音としての子音があまり主張しないことによって早口に聞こえると考えられているようである。

 (美しい日本語)を習得、発信していきたいものです。

※「UNESCO(ユネスコ)」...諸国民の教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関。