(やさしさ)とはなんだろう。人から「お疲れさま」「頑張りましたね」等、労いの言葉をかけられると素直にうれしいものだ。そして同時に、自分自身も人に対して、自然にそんな言葉をかけられるといいなと思う。
「日本の社会って厳しくないですか?なにかミスしたら、すぐ責められて、揚げ足とられて...」
これは神戸在住、多世代型介護付きシェアハウス(はっぴーの家ろっけん)を運営している首藤義敬(しゅとう よしひろ)氏の言葉。そして、こう言葉を続ける。
「人に厳しいのは、その人とまた会えると思っているから。もう会えないとわかっていたなら、人はそんなにも厳しくなれないはず。」
多くの最期を看取りながら日々を過ごしているからこそ生まれてくる言葉がそこにはあった。
(やさしさ)とはなにか?自分はどうしたいのか?を考えさせられる言葉だった。