(人々を感心させるのではなく感動させたい)これは、ASHIMO(アシモ)等、ロボットを開発しているHONDAのエンジニアの言葉。彼らは、各地でロボットによるデモンストレーションを行っている。例えば、ロボットがサッカーボールを蹴る。ロボットが人間的な動きや表情をする。それを見ている観衆が「おおーっ」とみな一同に驚きの声をあげる。それは、ロボットの精密な動きに(感心)しているのだ。そして、開発の過程において、とてつもない時間と人知が費やされていることも込みの賞賛なのだ。
しかしながら、それは、エンジニアの彼らが求めている(感動)ではない。
世の中、感心することは多いが、(感動)には、なかなか巡り合えないような気がする。
実は、世の中には(感動すること)はたくさんある。
感心を越え、感動も越え(感激)する日常を送りたいものだ。