ある作品との出合い

  

 ある本の挿絵をみて(なんだこれは)と関心をもった。この作品は、リト@葉っぱ切り絵さん制作「森の演奏会~いつでも君のそばにいる~」。どんな方が制作したのだろう?きっと手先が器用な方なのだろうとネットで調べてみた。すると、思いもかけない人生?に触れることができた。

 (リト@葉っぱ切り絵さんコラムより)靴紐は大人になってようやく結べるようになりましたが、子どもの頃はずっと親に結んでもらっていました。好きだったのは図工。勉強には答えがあるけれど、図工は何を作ってもよくて正解がないのが好きで、何を作ろうかなと考えるのが楽しかった。だけど僕は筆圧が強すぎて、さらさらとデッサンすることができません。中学生くらいになって、漫画っぽい絵しか書けないと気づき、ほとんど絵を描かなくなってしまいました。 ~中略~

 大人になってADHDと診断されましたが、僕はじっとできない多動なところはなくて、どちらかというと不注意なタイプでした。大人になって気付いたのが、YouTubeの関連動画が次から次へ流れるように、どんどん気になるものが移り変わっていくのです。例えば、人に注意をされているときも、最初の1、2分は話を聞いているけれど、だんだん気が削がれて、その人の服のボタンを見ていて、その色からテレビの番組を思い出したりして、集中が別に移り、生返事になってしまい、さらに怒られてしまうのです。

 思いがけない人生に触れ、(どうせ無理)とあきらめていた自分が恥ずかしくなった。