映画のように「さあ、今から冒険の旅にでるぞぉ!」ということは、現実社会においてほとんどない。しかしながら、そんなつもりはなかったのに、振り返ってみると「意外と冒険をしたな」ということはある。振り返りながら、そこになぜか清々しさを感じるのは、(冒険)に挑戦することができた、または、それをやり遂げたという思いがあるからだろうか。
不思議なことに、誰か一人が(冒険)を始めると、そのまわりに渦ができ、少なからず周囲にいる人間が影響を受けることがある。それは、時として(愉しく)時として(苦しい)ことでもある。そんな渦に巻き込まれ、身を委ねる、そんな余裕が欲しいものだ。