世界を変えたいのなら

 歌手でパフォーマーのマイケルジャクソンさんが29才の時、世に送り出した「Man in the mirror(鏡の中の人間)」という歌がある。

 自分の最も身近な存在、それは鏡に映る自分。"もしこの世の中をもっとよくしようと思ったなら、自分を見つめ直して、自分を変えていくことだ。"とある。

「世界を変えたいなら自分から」。この歌にはマイケルジャクソンさんのそんなメッセージが込められている。ちなみに、映画[THIS IS IT]のエンディングは、「Man in the mirror」。

 日本財団が世界9ヶ国(各1,000人)に実施した18歳意識調査の「自分で国や社会を変えられると思う」という項目のYESの割合。高いのはインドで83.4%、アメリカが65.7%、韓国は39.6%。それに対して、日本は18.3%だった。この数字を高いとみるか低いとみるかは意見の分かれるところ。

 変わらない周囲の環境を憂うより、まずは、自分が変わる。さらには、自分のまわりも少しずつ変えていけるパワーが欲しい。それには変化に対応することのできる(気力)と目の前の事象を受け止めることのできる(耐力)が必要。