4/5(月)地学オンライン発表会

2020年度秋、74期2年地学の授業で実施した探究活動「新生代第四紀の次の時代に繁栄する生物について」というテーマのグループ発表を、「リアルサイズ古生物図鑑シリーズ/監修:群馬県立自然史博物館/技術評論社」や「ifの地球生命史/監修:藤原慎一, 椎野勇太/技術評論社」などの著者・サイエンスライターの土屋健先生にオンラインで見ていただきました。
長い地球の歴史の中で、これまでにどんな環境変動が起きて、どんな生物が滅んだか、進化して繁栄したかを調べ、今後起こり得る大量絶滅イベントや環境変動、そのとき生き延びる生物の進化について考えてみる という内容です。


土屋先生には、5グループの探究の成果についてご講評いただきました。


授業で学んだことや自分自身で調べた内容をもとにグループで議論してきたことを、学校の図書室や本屋さんに並ぶ本を執筆した方に見てもらうことができ、生徒たちは本当に良い経験ができたと思います。


お忙しい中、快く依頼を引き受けてくださった土屋先生に、感謝の気持ちでいっぱいです。

◎参加した生徒の感想
このオンライン発表会に参加させてもらうことが決まった時は、自分たちが精一杯取り組んだ探究活動を、土屋先生がどう評価してくださるのかワクワクすると同時に、少し不安でもありました。本なども著されている、いわばこの分野のスペシャリストである先生から鋭いご指摘を頂いたときに、ちゃんと説明できるかどうか自信がなかったからです。
しかしそんな不安に反して、先生は私たちの発表をとても丁寧にお褒め下さり、また、専門家の視点から、幾つもの具体的なアドバイスを下さいました。例えば、私達の班はクラゲの進化について発表したのですが、先生は、私達が特に力を入れたクラゲの進化形態を絶賛して下さり専門家の方であるというのも相まって、とても嬉しかったです。また、進化の流れについて、単純な生のサイクルに退化した後に、もう一度元のより進化したサイクルに戻るのは難しいことを指摘して下さり、自分たちの発表についてより深く見直してみるきっかけを下さいました。

自分たちの探究活動を、その分野の専門家の方に評価して頂く機会は、滅多にないことだと思うので、本当に貴重な経験になりました。


地学オンライン発表会 当日の様子↓
210405地学オンライン発表会b.pdf