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9/17(金)体育祭 振りかえり③(マスゲ長長、74期黄A団マスゲ長)

 体育祭の振りかえりの第3弾は、マスゲ長長の74期A団ゲ長からです!

(これ以降、マスゲ長長の74期A団ゲ長からのコメントです)

 みなさんは、人生の宝物となるような経験をしたことがありますか。私にとって、体育祭のマスゲーム長(通称マスゲ長)として素敵な仲間と過ごしたこの夏は、自信を持って「人生の宝物になった」と言える今までで1番幸せな日々でした。

 私は元々、体育祭でマスゲ長になることを夢見て茨木高校に入学しました。中学生の頃に参加した学校説明会でマスゲ長の存在を知り、強い憧れを抱いたのがきっかけです。そのため、体育祭は入学当初から私の高校生活の中でとても大きな意味を持つものでした。しかし、昨年度は生徒全員で議論を重ねた結果体育祭自体が中止となり、本当に悔しい思いをしました。だからこそ、2年ぶりに行われる高校生活最後の体育祭に入学前からの夢だったマスゲ長として参加できることがとても嬉しかったです。しかし、それからの4ヶ月間は、想像していた以上に困難の多いものでした。

 今年度はコロナ禍での開催ということで、演技内容や演者間の間隔など例年通りにいかないことが沢山ありました。私は全マスゲ長のリーダーも務めていたので、先輩方が残してくださった従来のマスゲームの良き伝統を引き継ぎつつ、様々な制限がある中でも最大限のパフォーマンスをしようと、総団長や先生方をはじめ沢山の人と何度も何度も議論を重ね、マスゲームの新たな形を模索しました。また、練習時間の確保にも悩まされました。緊急事態宣言による練習時間の短縮や、度重なる突然の予定変更。今日と同じ明日があるということがあたりまえではないと実感するとともに、先の見えない毎日に不安を感じ心が折れそうになることが何度もありました。それでも私が最後までマスゲ長を務め上げることができたのは、支えてくれる沢山の人の存在があったからです。相談に乗ってくれて常に励ましてくれた担任の先生。協力しながらもライバルとして共に高みを目指した他の団のマスゲ長達。一生懸命練習してくれて一緒にマスゲームを盛り上げてくれた黄A団のメンバー達。最後まで見守り応援してくれた家族。とても感謝してもしきれません。

 素敵な出逢いに恵まれて、色んな人と一緒に無我夢中で走り抜けた4ヶ月。いっぱい泣いて、いっぱい笑って、いっぱい落ち込んで、いっぱい喜んで、沢山の感情を経験した4ヶ月でした。こんなに充実した夏は人生において最初で最後だと思うし、演技が終わった瞬間の感動は、一生忘れることができないと思います。この体育祭で得た経験は生涯の財産であり、宝物です。茨木高校の後輩達にも、体育祭で是非自分のやりたいことに挑戦し、「人生の宝物になった」といえる経験をしてほしいなと思います。どうかこれから先、後輩達が茨木高校の体育祭を通して素敵な仲間と出会い、最高の夏を過ごせますように。(マスゲ長長、74期黄A団ゲ長)