本校では、夏休みに「東京スタディツアー」として、本校の卒業生の方々のご協力の下、希望者対象に東京大学や公官庁等を訪問する企画を行っています。
今年は消防庁と東京大学(本郷キャンパス)の2つの研究室の訪問および、本校OBの方によるキャリア講座を3日間に分けて開催いたしました。
・1日日(8/1(木))
まず、消防庁で理系技官として活躍なさっている本校卒業生をお訪ねしました。
自身の阪神淡路大震災の体験をきっかけに土木工学に進んだ学生時代。その知識を日本の安全のために活かそうと考え消防庁に・・・また入局後は、東日本大震災による原子力火災への対応や、電気自動車の普及に伴うインフラ整備等、社会の出来事に対応していく中で、どのように理系の専門性を活かすか、また国家公務員としての在り方などのお話を拝聴しました。
"理系であっても、それを活かすためには、社会の仕組みや様々な人の考えを理解しておく必要がある、だから、様々な事を勉強し、また様々なことを経験してください"
東京スタディツアーで学んでほしいことが、この一言に込められていました。
夜は、東京を中心にご活躍なさっている卒業生の方々が、懇親会を催してくださいました。学生時代の経験、また現在のお仕事についてなど、様々なお話を聞きながら交流させて頂きました。
「困ったら、何でも頼ってや!」
そんな心強いお言葉があちこちで聞こえてきました。生徒にとって、かけがえのない出会いの場になったと思います。