・2日目(8/2(金)午前)
本日は東京大学本郷キャンパスへ。
午前は、本校卒業生である精密工学専攻の木下先生の研究室を訪れました。
本研究室では、持続可能な社会の実現に向けて、工学と社会を結びつけるための学問(「サステナビリティ設計学」)を研究されています。具体的には、シミュレーション等を用いた、現在から未来に至るまでの「シナリオ」設計の研究等があります。今回の訪問では,2030~2050年頃を想定して、「持続可能な社会の実現に向けたものづくり」のグループディスカッションを行います。まずはそのディスカッションするための前知識を先生がレクチャーしてくださいました。
"サーキュラー・エコノミー(循環系経済)"と"バックキャスティング(逆算的思考法)"を踏まえた上でシナリオを作成するといったもので、実際に企業との共同研究等でも用いられているビジネス立案の手法です。ディスカッションの後は班ごとに発表を行いました。どうしても製品をつくる(開発する)ということにのみ注目しがちですが、今回の学びから、循環型経済の視点を身に着けることができたのでは......と感じました。今後の社会で必ず必要となる視点を学問領域において知ることができたのは大きな財産になったと思います。