・2日目(7/31(木)午前)
本日は東京大学本郷キャンパスへ。
午前は、本校卒業生である精密工学専攻の木下先生の研究室を訪れました。
本研究室では、持続可能な社会の実現に向けて、工学と社会を結びつけるための学問(「サステナビリティ設計学」)を研究されています。具体的には、シミュレーション等を用いた、現在から未来に至るまでの「シナリオ」設計の研究等があります。今回の訪問では,2030~2050年頃を想定して、「持続可能な社会の実現に向けたものづくり」のグループディスカッションを行います。まずはそのディスカッションするための前知識を先生がレクチャーしてくださいました。
"サーキュラー・エコノミー(循環系経済)"と3Rの違いやビジネス例,またそれをふまえた製品のライフサイクル全体をあらかじめ設計する"ライフルサイクル思考"を学びました。続いて、ディスカッションに向けて,あるべき将来像(目標)から逆算して思考する"バックキャスティング"の考え方を学んだ上で、「持続可能な社会の実現に向けたものづくり」についてのディスカッションを行いました。
ディスカッションの後は班ごとに発表を行いました。製品開発、SDG's、リサイクルなど単独で考えがちなものを,製品のライフサイクルとして,またそれのビジネスモデルを考えるという思考方法は、今後の社会で必ず必要となる視点を学問領域において知ることができたのは大きな財産になったと思います。