令和5年度3学期始業式を実施

 本日、1月9日(火)1限に3学期始業式を実施しました。まずは、校長講話として、私から話しをしました。

 最初に、昨年度も3学期の始業式で話しをしたのですが、「この1年間、『今年の抱負(目標)』を持って、その目標を意識しながら生活してほしい。」と伝えました。将来の夢を実現するため、まずは1年後の自分の姿(目標)をイメージし、その目標に向かって着実に取組をすすめてもらいたいです。

 また、「やったほうがよいと思っていることは先に延ばさず、今すぐに始める。そして、それを継続することが重要です。勉強であれ、鍛錬であれ、短い時間でも毎日継続して取り組めば、自分自身の実力となって身に付いていきます。」と話しをしました。多くの生徒が勉強と部活動に忙しい日々を送っていますが、時間を有効に活用し、今やるべきことに取り組んでほしいです。とりあえず最初は継続することが目的であっても構わないと思います。

 その後、昨年度の卒業式で喋った「EQ」について話しをしました。卒業式に出席した在校生には2度めになりますが、視点を変えて話しました。2学期終業式で話しをした「心のストレス」との関連の中で伝えたいと思ったところです。「EQ」は「Emotional Intelligence Quotient」の略で、日本語では「心の知能指数」と言われ、近年ビジネスの領域で注目されています。

 「EQ」の高い人には、「柔軟性があり、物事に臨機応変に対応できる」、「共感力が高く、相手の心情を受け止められる」、「自分の感情をうまくコントロールできる」、「失敗や指摘も素直に受け入れる」、「目的に向かって自発的に行動できる」、「我慢しすぎず、ストレスを適切に管理できる」、「粘り強く仕事に取り組める」、「苦しいことがあってもポジティブに捉えられる」といった特徴があり、これらはリーダーシップにおける重要な要素だと言われています。リーダーかどうかにかかわらず、こういう風に生きることができればよいなと、私は憧れていますし、意識して取り組んでいます。

 ここで重要なのは、「EQ」は先天的な要素ではなく、誰もが心掛けることで、伸ばしていくことができるということです。生徒たちには、「これからのストレス社会を力強く生きていくためにも、日常生活や日頃のコミュニケーションの中で、これらの特徴を意識しながら、「EQ」を高めてもらいたい。」と伝えました。

 この後は、この冬休み中に、私が体験し感じたことなどについて話しをしました。コシノジュンコさんの展覧会「原点から現点」、12月4日にコシノジュンコさんが来校されたテレビ取材、音体部のクリスマスコンサート、軽音楽部のクリスマスライブ、演劇部の公演です。これらはすべて校長ブログに掲載していますので、ご覧いただければ幸いです。

 そして、2学期終業式の午後から行われた日本学生科学賞の表彰式において、3年山田美桜さんの研究「薬草ドクダミの魚病予防・治療への可能性」が文部科学大臣賞を受賞したことを伝えました。また、Google Meetを通して全員の前で、私から表彰状を渡すとともに、山田さんからメッセージを伝えてもらいました。本当におめでとうございます。

 校長講話終了後、各部活動における表彰伝達として、第73回大阪高等学校新人柔道大会で2年生馬郡 慶くんが3位になったことを伝えました。馬郡くんは1月27日(土)に行われる第65回近畿高等学校柔道新人大会に出場します。

 その後、生活指導部、進路指導部から連絡がありました。始業式終了後の2限からは、1,2年生は実力考査、3年生は授業が行われています。

 生徒の皆さん、今年度も残り少なくなってきましたが、常に話しているとおり、楽しく充実した高校生活を送ってください。3年生の多くは今週末に大学入学共通テストを控え、ストレスが高まっているのではないかと思いますが、これまでやってきたことに自信を持って、自分の実力を十分に発揮してきてください。期待しています。

 本日は3学期の始まりにふさわしい雲一つない快晴でしたので、岸和田城の写真を撮影し、下に掲載しました。ご覧ください。

 

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