セコイアの樹にカラスの巣が...。5月11日

牧野高校の正門から自転車置き場に向かう場所に、2本のセコイア(センペルセコイア)の樹が立っています。中庭にあるメタセコイアが、初夏に新緑、秋には紅葉を見せる落葉樹なのとは異なり、こちらは、四季を通じて堂々変わらぬ姿を見せてくれる常緑の針葉樹です。世界一大きくなる木と言われ、昨年キャリア教育の一環で牧野高校に出前授業にお越しになった、樹木医の正岡 明 先生から、「珍しい樹があるね。」と言われたことを思い出します。

ゴールデンウィーク明け早々、「セコイアの樹にカラスの巣ができています。」と事務長から報告があり、急いで見に行きました。確かに、濃い緑の上の天辺に近いところに、大きな巣が出来つつあり、2羽のカラスが出入りしていました。子育て中は気性が荒くなるので、直ぐ真下を行き来する生徒が襲われては大変と、校長室で対策を練りました。調べてみると、鳥獣保護管理法で、むやみに駆除できないことや、巣の撤去を専門業者に頼むと、鷹狩の鷹を放って行うため十万円以上の費用がかかる、というようなことが分かりました。

事務長の機転で、取り敢えずカラスの嫌がる音と光が反射する養生テープを樹の下に縦横に張って様子を見ることにしました。

今日、見上げてみると、巣作りを諦めたようで、カラスの姿は無くなっています。素早い処置で、安全が確保できたことにホッとしています。

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