１０月１１日（木）の６限目、牧野高校の１年生に対するキャリア教育の一環として、牧野高校の体育館で、フリーアナウンサーの八木早希さんにお話していただきました。
テレビやラジオに加え、様々な文化講演会などでも進行役としてご活躍中の八木早希さん。今年５月には２人目のお子さんを出産され、仕事と子育てを見事に両立されています。牧野高校の生徒と同じ大阪府立高校から、牧野高校の生徒も多く進学する同志社大学に進まれ、大学２年生の時に、自分のやりたいことが出来るのはアナウンサーになることだと見つけて、大変な行動力で、その夢を実現させておられます。 
毎日放送の番組「ちちんぷいぷい」で、大きな失敗をして落ち込んだ新人アナウンサー時代のお話や、その時の経験から、自分の話を聴く人への思いやりを忘れないこと、自分が仕事出来る環境を用意してくれる人に感謝することなど、人が生きていく上で必要になる様々なお話がありました。また、日本テレビのニュース番組「News ZERO 」で一緒にキャスターを務めた嵐の櫻井翔さんが、番組前に大変な努力や準備をして本番に臨んでいることや、ハリウッドスターのトム・クルーズさんが、インタビュアーの経歴を覚えた上でインタビューに臨んでいることの紹介などもありました。一流と言われる人は皆、そこに達するまでに、他人には見えない大変な努力や多くの失敗を重ねて、準備をして物事に臨んでいるというお話や、時流に追随するのではなく自己を貫く＄マークのお話は、校長の私にとっても、改めて自省する貴重な時間になりました。 生徒たちも、テレビの向こうのきらびやかな世界の裏で起きている、思いも寄らない様々なお話を通して、一人一人が自分の将来のことを考える、とても良い機会になったのではないでしょうか。
講義の後、男子生徒４人が手を挙げ、真剣な質問をしていました。 「出来ると思うから出来る。出来ないと諦めてしまったらできなくなる。limit を定めずにsky limit で挑戦することが大事。」 「『what I do』『what he does 』（何をするか、行為）と『what I am』『what he is』（どういう人か、人柄）とは別のこと。分ける。」 「どうして良いか分からないような困惑した時でも『stay confident』（自信を失わないで堂々と）と『stay elegant 』（落ち着いて優雅に振る舞う）。慌てないこと。」など、お話を聴いている皆も、とても参考になるお応えをしていただきました。 授業が終わって、八木さんと校長室でお話していると、ホームルームを終えた生徒が次々に尋ねて来て、自分の将来の夢や、親に負担を掛けても良いかなどの相談をしていました。 １年生の生徒が、こんなに積極的に自分のことを話してくれるのを、とても頼もしく思いました。
