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3月15日(金)平成30年度 第3学期 終業式を行いました~校長メッセージ~

平成30年度 第3学期 終業式 校長メッセージ

おはようございます。平成30年度第3学期の終業式の日を迎えました。

今日は、いつもと違い、体育館が工事中で使えないので、校内放送を使っての終業式を行います。

体育館は、現在、床の全面的な補修に入っています。永年の使用で傷んだ床を削って全て補修を行い、塗り替えて、新たにラインなどを引き直します。これに合わせて、バスケットボールのゴールのボード4箇所も、透明なポリカーボネート製のものに付け替えていきます。また、天井照明は既に水銀灯からLEDに変わっていますが、それ以外の照明についても、LED化されます。バスケットボールだけではなく、卓球やバドミントン、バレーボールなども、新たな環境の下でプレイ出来るようになります。楽しみにしておいて下さい。

グラウンドでは、既に南側の照明が水銀灯からLEDに変わっていますが、これに加えて、西側の主に陸上部やソフトテニスなどが使っているエリアに、7基のLED照明が新たに追加されます。こちらも楽しみにしておいて下さい。

さて、1年生の皆さん、2年生の皆さんは、先日の3月6日に、国立大学法人香川大学の真鍋芳樹先生にお越しいただき、キャリア教育の一環としての進路講演会で、「国立大学の魅力」について講演をしてもらいました。そこでは、「受験勉強は、高3になってから勉強するものではない。高校の毎日の授業が、入試の出題範囲で対象になる。毎日の授業をしっかり理解することこそが受験勉強です。」とか、「先生に質問された時、『わかりません』で逃げずに、自分の頭で考える、考えたことを言う、表現することが大事で、これからの入試では、どう考えるか、どう表現するかが試験の対象になります。」などのお話があったと思います。また、「塾や予備校は、入試の時の受験科目を絞って合格させようとしたり、その時点の偏差値で進学先を選択させたりする傾向があるが、結局皆が同じ行動に出るために、受験失敗の原因になる。他人に人生を決められていいのですか? 自分のことなのだから、自分で何をやりたいのかをまず考えて、皆がしたがるような、一見楽に見える選択をせずに、苦しくても五教科を最後まで頑張って勉強して、進学先は自分で決めましょう!」ということを言われました。

明日から始まる「春休み」は、「休み」ではありますが、もし、教科の学習で理解できていないヌケやモレがあるとしたら、取り返す大事な期間になります。この機会に、しっかり学び直すことも心に留めて、実行してみてください。

丁度一年前の三月十四日に、世界的科学者の一人であった、スティーヴン・ホーキング博士が亡くなられました。そのホーキング博士の最後の著書である「Brief Answers to the Big Questions」の日本語版が一昨日、出版されました。日本語版の表題は、「ビッグ・クエスチョン《人類の難問》に答えよう」です。牧野高校の向かいにある書店にも何冊か積まれており、昨日手に入れました。

・神は存在するのか? 

・宇宙はどのように始まったのか?

・より良い未来のために何ができるのか?

など10の究極の問いかけに対し、ホーキング博士がその考えを書いています。興味があれば、皆さんにも、ぜひ手に取って読んでもらいたいと思います。

その最後の章の締め括りの部分に、これから世界を創っていく若者に対してのメッセージと思われる文章がありました。

「顔を上げて星に目を向け、足元に目を落とさないようにしよう。それを忘れないでほしい。見たことを理解しようとしてほしい。そして、宇宙に存在するものに興味を持ってほしい。知りたがり屋になろう。人生がどれほど困難なものに思えても、あなたにできること、そしてうまくやれることはきっとある。大切なのはあきらめないことだ。想像力を解き放とう。より良い未来を作っていこう。」(英語の原文は、So remember to look up at the stars and not down at your feet. Try to make sense of what you see and wonder about what makes the universe exist. Be curious. And however difficult life may seem, there is always something you can do and succeed at. It matters that you don't just give up. Unleash your imagination. Shape the future.)

そう最後の言葉は、「より良い未来を作っていこう。」 Shape the Future. で結ばれています。今日は、この言葉を皆さんへのメッセージとして伝えたいと思います。

春は出会いと別れの季節であるとともに、自分の今までやって来たことと、これから何をするか、「来し方行く末」を、自分で考えるとても良い時期です。この春休みを充実した時間にして、また1学年ずつ上がって、来月の始業式に皆が元気な姿で登校してくれることを楽しみにしています。

平成31年3月15日 牧野高等学校 校長  日 笠  賢

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