11月22日(金)1限に3年生の政治経済の授業を見学しました。
GNP(Gross National Product 国民総生産)やGDP(Gross Domestic Product 国内総生産)、NNW(Net National Welfare 国内総福祉)などの混乱しやすい経済用語について、生徒に配布したプリントを電子黒板で拡大して映しながら、言葉の定義や知識の整理をしていくようになっていました。知識を覚えるだけでは無味乾燥なところを、大事な部分は繰り返し強調したり、強弱をつけたり、生徒に身近な例え話を入れて理解させたりして解説していました。社会科の時間ながら、経済成長率の計算を周りの生徒と相談しながらさせる場面もありました。
同じような財やサービスの提供であっても、お金に換算されるものや除外されるものがあったり、労働の提供にもお金に換算されるものや除外されるものがあったりします。経済成長するここと生活が豊かかどうかは異なっていたり、お金があることと幸せかどうかは、別の事柄であったりします。 知識自体は検索すれば直ぐに得られる時代です。生徒には、そこから自分たちにとって何が大事なのかを自分の頭で考えることを大切にしてほしいと思います。