5月27日（木）考査明けにものこの日、朝早い時間に、北館3階の相談室や図書館を見て回りました。相談室には朝早くから灯りが点いていました。隣の図書館もいつも通り7時台から開館をしていただいていて、館内には自習する生徒が多く見えました。
この状況の中で、学力をつけることに全集中している生徒に、心からエールを贈りたく思います。特に3年生は、希望の進路実現、第1志望への合格のために、一生に一度、必死に勉強するのも大事な人生の節目になるので、是非、充実した時間を続けてほしいと思います。
一方で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止で緊急事態措置が適用されている大阪では、授業は通常通りながら、部活は原則禁止で、公式戦が目の前にある部活以外は、やってはいけないことになっています。
『まん延防止等重点措置』が4月5日から大阪市に適用された後、4月25日からは、大阪府域全域に緊急事態宣言が出され、今年度の部活動はほとんど何もできないままになっているところが多くあります。
部活を楽しみにして入学してきた1年生は、部活見学をしたり、入部手続きを取ったりするという例年なら当たり前のことが出来ないまま、2か月が過ぎようとしています。昨年度は5月末までが学校休業で6月前半も分散登校となり、その後の部活動実施には計り知れないダメージがありましたが、今年も昨年とあまり変わらない状況です。生徒の精神的なケア、見守りの必要性を思います。
部活動で得られる、高校生たちの肉体的、精神的な成長の機会を、全く殺いでいることに、やるせなさを感じます。学力との両輪となる、非認知能力を育てる部活動や学校行事の大事な片輪を欠いたまま、学校を経営せざるを得ないことに、学校としても鬱々たるものを感じています。
