7月20日(火)1学期終業式を校内放送で行いました。

7月20日(火)新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のために三密を回避することや、熱中症予防の観点から、第1学期終業式を校内放送で行いました。お話しした校長メッセージは以下の通りです。

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皆さん、おはようございます。令和3年度(2021年度)第1学期の終業式を無事に迎えました。

今年は「無事に」ということが大変に意味のあるものに感じられる年です。新型コロナウイルス感染症が一段と猛威を振るっていて、この1学期に牧野高校でも何回かに渡り複数の感染者がありましたが、そのことによる学校休業は一日だけで済みました。今日、当初の予定通りに終業式が迎えられたのも、生徒の皆さんが感染拡大防止のために協力してくれたことが大きいと感じています。学校休業が長引いて、終業式が1週間か10日も後になり、夏休みが少なくなっているという学校もあると聞いています。

さて、今、世界を覆いつくしている新型コロナウイルス感染症は、未知のウイルスとして私たち人類に大きな影を落とし、世界中で既に1億9千万人以上が感染し、死者も4百万人を超えました。日本でも、感染者が84万人を超え、死者は1万5千以上になっています。ワクチン接種は進んでいるものの、未だに終わりの見えない状況です。

また世界のニュースを見ていると、先週、ドイツ西部やベルギーを襲った豪雨と大洪水で想像を絶する被害が出ています。一昨日はインド西部のムンバイでも洪水と地滑りによる大きな被害がありました。他方、カナダやアメリカの西海岸では、今年7月に誰もこれまで経験したことが無い49度以上の熱波に襲われ、乾燥で火災が発生して人命が失われるとともに、旱魃や膨大な規模の森林が焼失しています。大規模な森林火災は、ロシアやブラジル、オーストラリアでも毎年のように起きていています。

新型コロナウイルス感染症や地球温暖化への対応は待ったなしの状況で、私たちは今、解決しなければならない課題に直面しています。未知の問題への対応には、ひとりひとりが自分で考える頭をしっかり鍛えておく必要があります。先ずは「知って考える」訓練が必要です。

明日から始まる夏休みは、生徒の皆さんにとって、自由な時間が多くなるでしょう。『時間の使い方』は『いのちの使い方』です。「知って考える」ために読書をするのも良いと思います。オリンピックのある年は、一般に勉強する時間が少なくなる傾向にあると言われますが、是非、互いに有意義に過ごしましょう。生徒の皆さんが、ひと月経ってたくましくなった姿を見せてくれることを期待しています。

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