8月24日(火)校舎の廊下を歩いていると、しきりにツバメの鳴き声と飛ぶ姿が目立つので、外階段に出てみました。そこでツバメの巣を3つ発見。
驚きました。これまで4年以上牧野高校にいましたが、ツバメが巣を作っているのには気づいたことがありませんでした。
ツバメの巣が出来るのは、縁起物と言われます。安全で安心で賑やかなところにしかツバメは巣を作らないそうです。
もしかしたら、これは吉兆の印かも知れません。
ツバメは夏鳥です。渡り鳥として春にやって来て、日本で1~2回産卵と子育てをし、夏の終わりから秋にかけて大きな集団になってフィリピンやマレー半島、ボルネオ島など東南アジアへ飛び立ちます。
今一生懸命飛ぶ練習をしているのは、今年生まれたツバメかも知れません。これから数千キロの海を渡っていくのは、途方もない挑戦のように思います。
また日本では年々ツバメの飛来数が減っているようです。里山の減少、農地の宅地化で餌が減ったり、家屋の西洋化で営巣する軒下が無くなったり、天敵のカラスが増えて卵や雛が捕食されてしまったり、人が巣を嫌って撤去するようになったりで、ツバメが日本に来る環境が無くなりつつあるのかもしれません。
今飛んでいるツバメが無事に渡って、また来年戻ってきてくれることを祈りたい気持ちになりました。