11月5日(金)緊急地震速報の訓練、津波防災の日、世界津波の日です。
午前10時に緊急地震速報が、防災行政無線などで放送されます。本校では授業中であり、直接参加はしませんが、全国一斉に行われるものなので、生徒の皆さんにも知っておいてもらいたいと思います。
これは、1854年11月5日に、安政南海地震によって紀伊半島で起きた大津波の際に、収穫したばかりの穂を積み上げた「稲むら」に火を放って暗闇の中で逃げ遅れた村人を高台に導き、多くの命を救ったという「稲村の火」の話に由来するものです。日本では、東日本大震災が発生した2011年に、津波対策について国民の理解と関心をより一層高めるために、法律で「津波防災の日」として制定し、全国一斉に緊急地震速報による防災訓練をしています。この日はまた、2015年12月の第70回国連総会本会議で「世界津波の日」として定めることも、日本をはじめ142か国の提案で決議されています。
訓練は、過去の教訓でも、繰り返し真剣に行うことで多くの命を救うことが示されています。家具類の固定や、安全な場所の見つけ方、今いる場所から一番安全な場所の確認、避難場所へ安全な避難ルートの確認など、日頃からやっておきましょう。