11月11日(木)5、6限は1年生に性に関する講演会『いのちの出前講座』を実施しました。
講師は、大阪府助産師会から太田敏枝先生に来ていただきました。
前半は、太田先生が助産師をめざされたきっかけや経歴、実際にあった様々な経験についてのお話しがあり、休憩を挟んでからは、動画を見ながら、性行為から精子と卵子が結合し、父親の遺伝子を持った核と母親の遺伝子を持った核が合体して遺伝情報が混ざり合った核が、分裂しながら細胞として子宮に向かい受精卵として着床することで妊娠が成立する様子の話がありました。
性行為をすることはいのちを宿す行為であること、一つのいのちが生れることは素晴らしい奇跡のようなものであること、人工妊娠中絶が、女性にとっては肉体的のみならず精神的にも生涯続くダメージになることについても触れられていました。
動画の合間に、指名されて母親役と赤ちゃん役になった男子生徒二人が、赤ちゃんが骨盤か生まれ出てくる時に身体を2回90℃ひねることをしながら器用に出ることを、骨盤と嬰児のフィギュアを使いながら模擬体験していました。
高校1年生が性に関して正しく理解するために、具体的で実際のお話しを聴く機会はとても大事です。お話しの最後に、生徒の皆さんはこれからの一生に十分な時間があり、何にでもなれる、自分と未来は変えられるとのエールが贈られていました。