本日で、2学期期末考査が終わります。まさにラストスパートというところでしょうか。最後まで手を抜かずやり切ってください。
また、明日には2年生が鶴橋で人権学習に関連したフィールドワークがあります。多文化共生、異文化理解、今は多様性の時代ですので、まずは自分たちを知って、そのうで異文化を知り、互いに理解を深めて、ともに生きることができるようになります。
今映画館では、「ペリリュー 楽園のゲルニカ」という映画が上映されています。日本は、世界で唯一の被爆国であり、第二次世界大戦を経験してます。二度と戦争を起こしてはならない、という思いを持ち続ける必要が日本人にはあると思います。ペリリュー島では、日本兵約1万人とアメリカ軍約4万人の激戦が行わた島です。敗戦が色濃くなり、更に戦火が激しくなる中で、数か月に及び激戦が繰り広げられました。ただ、島人は誰一人命を落とすことはなかった島でもあります。いわゆる民間人の犠牲がなかったのです。
今でも、ロシアとウクライナ間では戦争が続いていますが、報道を見る限りですが、多くの民間人が命を落としています。
戦争を知らない世代になり、さまざまなところから情報を入手し、理解するしか術がない状況であったとしても、その情報(インターネットや書籍等)もすべてが正しいとは限りません。例えば、有名な歴史家の書籍であっても、全てが正しいとは限りません。全てを知っているのは、当事者のみです。情報が氾濫する時代の中で、最も必要なことは、情報を得た者が、その情報に踊らされることなく、真実を的確にとらえ、憶測や受け売りで行動しないこと、ではないか?と思います。
戦後80年が経過しています。最後戦争に駆り出された人たちの年齢は、16歳や17歳です。皆さんと同じ年代です。今は、既に100歳近くになっていますが、当時学ぶことではなく、命を落としに戦地に向かうのです。こう考えると、今学びの場を得ている皆さんは、その学びを当たり前と思わず、時間を惜しんで新しい知識を得ていって欲しいと思います。現在の日本において、学ぼうと思えば、いろいろな学べる場が設けられています。一度学びの本質を考えてみてください。
考査が終わる今日だからではありませんが、一度振り返ってみて欲しいです。
とはいっても、少しほっとした時間も欲しいですね。気持ちの切り替えをしながら、有意義な日々を過ごせるようにしていきましょう。