昨日8月2日の午後、「寝屋川支援学校相談サポート(NSC)公開講座」を実施しました。
今回は、『大阪府発達障がい者支援センターアクトおおさか』の新澤伸子先生と『ジョブサイトひむろ』施設長の平野貴久氏を講師にお招きしました。
まず、新澤先生に「自閉症の特性の理解と支援~青年・成人期の実態をふまえて~」というテーマに講演していただきました。
発達障がいの概念や自閉症の特性を分かりやすく説明していただき、コミュニケーションや想像、感覚刺激などにおける理解を深めました。
成人期における課題や二次障がいを防ぐためにも、学校教育において「一人ひとりの実態把握」、「障がい特性の共通理解による一貫した支援」、「自立を目指した支援」などを長期的な視野にたちおこなうことが重要である、と最後にまとめられました。
後半は、平野先生に「成人期の日中活動・就労支援」というテーマで講演していただきました。
"個"を大切にした考え方のもと、視覚的な見通しや環境の調整、コミュニケーションの支援を日々の実践でおこなわれていて、学校教育にも活かすことのできるたくさんの示唆がありました。
学校教育との連携を考える上で、「自立(自律)の視点」や「余暇のバリエーションを増やすこと」、「一貫した支援」が重要であり、また「障害程度区分認定について正しく知ること」の必要性についても述べられていました。