12月22日(月)に、校内研修会として、「卒業後の社会参加のためにできること」というテーマで、株式会社マザーズ放課後等デイサービスひなた保育士の奥山重子先生にご講義をいただきました。
奥山先生は、あかつき・ひばり園で保育士を、また、寝屋川市障がい者就業・生活支援センターでジョブコーチとしてつとめられ、就学前から就学後の子どもたちに幅広く関わってこられたご経験をお持ちです。
現在は、学童期の子どもたちのデイサービスの事業所で、本校の児童生徒にも多く関わっておられます。
今回の講義では、認知機能と社会機能、職業準備とは、卒業後の生活についてのお話をふまえ、学童期の今、何を大事に育てていけばよいかについてお話されました。
- 生活リズムを整えること
- 身の回りのことができること
- 就労に耐えうる体力をつけること
- 家事労働を経験させること
- 好きなことを作ること
- 経験や生活空間を広げること
- 正しい言葉づかいができること
- コミュニケーション手段を見つけること
- 人と関わる楽しさを知ること
- お金の使い方を経験すること等が大切であること など
具体的なご経験の中から詳しく教えていただきました。
教育とは、子どもたちの引き出しを多く作ることであり、何より子どもたちの自己肯定感を育てることが大切であるとまとめられました。
ご講義後の質疑応答の時間にはたくさんの質問があがり、大変有意義な研修会となりました。