3月26日(木)に北河内支援学校相談サポートセンター(KSC)支援教育公開講座 第6回が本校で行われました
今回の講座は「障がいのある子どもたちの発達的理解と対応」という内容で、奈良教育大学 松島明日香先生にご講義いただきました。
松島先生は、発達の多様性や動態をどのように捉えて、障がいのある子どもたちへの教育実践につなげていくかをご研究されております。
現在は奈良教育大学 学校教育講座(特別支援教育)にて、特任講師としてご活躍されています。
今回の講座では、発達とは何か、教育とは何かを「心の包みを解いて内なるものを開き、引き出すこと」と、とても印象的な言葉で伝えてくださいました。
様々な事例をもとに、子どもたちの「悪い行動をどうなくすのか」よりも「楽しい気持ちや行動をどう引き出すのか」を考えるほうが楽しいですよね!という先生の言葉に勇気をいただきました。
先生からは、参加者の皆さんへ「どんな子どもに育ってほしいのか」という問いかけがありました...自分の願いや要求が正しくだせる子ども、考える子ども、仲間と力を合わせて生活を切り開いていける子ども...
関わるすべての人たちが子どもの心に寄り添い彼らの思いを受け止めることの大切さを力強く伝えてくださいました。
70名を超える参加者の皆さんは最後まで熱心に時には笑顔で講座を聴いていただきました。
最後に、本年度サポートセンターの研修サポートの取り組みでは、北河内の支援教育力の向上を目的に北河内支援学校4校が協力いたしまして研修を企画してまいりました。
のべ370名を超えるご参加をいただきことができました。
次年度も北河内地域のニーズに合わせて研修サポートに取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。