8月3日(月)に、北河内支援学校相談サポートセンター(KSC)の第5回 支援教育公開講座が行われました。
本校の教職員に加え、各市の小学校や中学校などから先生方がたくさん参加されました。
今回の講師は、大阪府立守口支援学校の指導教諭、瀧本一夫先生です。
『感覚統合の視点から支援を考える』というタイトルのもと、様々な体験を交えた講義が行われました。
はじめに、感覚統合についての話がありました。
講義は、具体的な例を挙げられたことで、誰にとっても分かりやすいものでした。
専門的な言葉や、「ボディイメージのつまずき」、「覚醒レベルの上げ下げ」などに関する話についても、具体的な例を挙げてくださることで、改めて普段私たちが接している子どもたちを思い浮かべながら学びを深めることができました。
また、触覚や平衡感覚に関わるペアワークとして、実際に物を身体に当ててみたり、座っている相手の肩を押し、押された方はそれに耐えたり・・・などといった活動も行いました。
最後は、「活動の前に、これからすることを提示したり、選ばせたりする」ことや、「苦手意識が生じる前に『気持ちのポジティブ化』を促す」などの"先取りアプローチ"についての話でした。
様々な体験型の活動を行ったり、すぐにでも実践できるような支援方法の一例を挙げられたりと、大変実りの多い研修になりました。
子どもたちの「困り感」を感覚の側面からとらえるということをしっかり考えて、私たちも2学期から実践していきたいと思います。