8月26日(水)の14:00より第6回 北河内支援学校相談サポートセンター(KSC)の支援教育公開講座が開かれました。
今回は、「卒業後の進路について」をテーマに、本校進路指導主事の竹内太平先生と就労支援コーディネーターの岡田哲也さんにお話いただきました。
第1部<本校の教育活動・進路指導>では竹内先生より、写真を交えながら寝屋川支援学校の高等部の作業や校内実習の様子を紹介されました。
作業Aと呼ばれる園芸、窯業などでの作物や製品(または作品)を作る活動と、作業Bと呼ばれる軽作業を通してビジネスマナーも含めた学習活動があるといこと。
進路を見据えての校内実習では寝屋川公園での清掃作業も行われていることなどが紹介されました。
第2部<障がい者の就労について>では岡田さんより、企業就労へ向けての取り組みや、社会人としてのビジネスマナーの重要性をお話いただきました。
就労する企業に本人のできること、できないことをしっかり理解して対応してもらうことや、できる内容の仕事を企業側に作り出してもらうように関わられていることなど、これまで就労に関わられてこられた岡田さんならではのお話を聞くことができました。
また、学齢期に身に付けておきたい内容では、「あいさつ」「敬語」「報告」「質問」「指示を守る」などの基本的なことがあり、学校や家庭で習慣付けていく事が大切だとのことです。
第3部<地域における障がいのある生徒との関わりについて>では、進路選択においても進路先の内容を十分に知った上で選択することの大切さや、学校と家庭との連携が不可欠なことに触れられました。
教員は障がいのある子どもたちが課題を乗り越えるために前向きに取り組むことをサポートし、力を与える立場であり、より一層地域の学校や支援学校の協力が必要であると締めくくられました。
参加された先生方には、今後の学校での指導や、進路選択に活かしていただければと思います。