授業で勝負! 35

 今日の授業で勝負!は3年の政治経済です。内容は「財政の役割」と「租税と公債」についてです。

 「財政の役割」では、資源配分の調整、所得の再分配、景気の安定化の3点について解説していきます。その中で、累進課税の解説では、実際の所得に応じた税金額を割り出すなど、具体的にとても分かりやすく説明しています。また、「カネは天下の回りもの」が、なぜ納得のいかないことわざの第1位であるのかを生徒に発問しながら興味を高めていました。

 「租税と公債」では、「税が、それを払った人々の手に戻ってくるための長い道のりがうまくゆけば、納税の多少は問題ではなく、人民は豊かで財政は健全である」というルソーの社会契約論の言葉の意味を生徒に考えさせることで租税についての考えを深めています。また、「租税法律主義」の意味について説明では、法律とは何かを問いかけています。租税は法律で決るもの。法律は国会の議決によるもので、国会議員を選ぶのは国民なので、「租税法律主義」とは国民が税について決めてくださいということを順序立てて伝えていました。

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 7月21日(日)は参議院議員通常選挙です。満18歳以上で選挙権を得た人は、ぜひ選挙に行きましょう!

~Senyo Style 咲かせ!青春!~