授業で勝負! 58

 今日の「授業で勝負!」は3年の現代文です。内容は、鷲田清一さんの「心は見える」の中盤から後半にかけてです。

 観察者が「動き」「変化」を感じ取ることによって明らかになる、理解することが出来る不変なものを、作者は不変項と表現していて、いつもと違う僅かな配列の変形から感情を読みとれることが出来ることを教員は説明していきます。例えば、涙を流していて、声が震え、人の視線を避ける時は、この人は悲しいんだなあと、身体や態度の変化から読み取れます。これが不変項です。すなわち、表に現れた印や記号を判断し、相手の気持ちを汲み取れると教員の解説は進みます。人の心を見る時に、どう見るか、知らず知らずのうちに心が振る舞いに現れる、と結んでいました。

 鷲田清一さんの著書をもっと読みたくなるような授業でした。

~ Senyo Style 咲かせ!青春!~