授業拝見【3年日本史】

 日米和親条約に「間違い」があったとは知りませんでした。日本に外交官をおくことができるのは、「日米両国がともにOKしたとき」(日本側の条文)? それとも「日米両国の一方が必要と認めたとき」(アメリカ側の条文)? 日米両国の条約の書きぶりが違ったとはビックリです!

 授業ではどちらが正しいのか、その検証方法まで解説がありました。その検証方法とは、両国の交渉が「オランダ語」で行われたことから、「オランダ語で作られた条約」を読み解くというものでした。結論は、日本側の間違い(誤訳)。日本の開国時、アメリカ側の意向のみで外交官を置くことが出来たそうです。それでハリスがやってきたわけですね。ふむ、ふむ。

大阪府立泉陽高等学校 校長 栗山 悟