たまには?読書も

生徒の皆さん

 全校集会からもう2週間が経ち、夏休みも折り返しとなりましたね。あと半分しかない...と考えるか、まだ半分ある!と考えるか。昨日、エンパワプログラムのファシリテーターの講師の方が「ポジティブな思考ばかりでもネガティブな思考ばかりでもダメ。両者のバランスを取ることが大切」といった旨の話をされていました。「なるほど~」と頷いた次第です。でも、今は「夏休みはまだ半分残っている!」と考えたいですね。

 さて、そこで、たまには読書もいかがでしょう。

 世界情勢を見渡すと、平和とは程遠い現実が連日報道されています。そんな中、明日は77年目の広島の「原爆の日」、8月9日は長崎、そして8月15日の終戦記念日と続きます。

 だからというわけでもないのですが、たまたま『出口のない海』(横山秀夫著)を読みました。もう20年近くも前の出版でかなり古いですが、市川海老蔵が主演の映画にもなっています(私は見ていません)。主人公は甲子園の優勝投手。大学進学後も野球に打ち込む彼が、人間魚雷「回転」への搭乗を志願します。彼をこよなく愛する恋人の思いや如何に? 涙腺の弱い私は泣きました。

 学校の図書館に入れておきますので、よかったらどうぞ。(感想を語り合いたい人は校長室へどうぞ、遠慮なく。)

大阪府立泉陽高等学校 校長 栗山 悟

(8月9日追記)図書館が閉まっていたので、校長室の前に置きました。興味ある人はどうぞご自由に。